ブロックチェーンはなぜ、ゼロダウンタイムなのか

ブロックチェーンはなぜ、ゼロダウンタイムなのか
実質ゼロダウンタイムなシステムを構築可能と言われているブロックチェーンですが、なぜシステムが落ちないのでしょうか?本記事では、その理由と欠点についてご紹介します。

どーも、新卒エンジニアのえびじゅん(@ebijun1007)です!!

現在、Fintech業界を中心に注目を集めているブロックチェーン技術ですが
経済産業省でも、国内外の動向をまとめているなど、日本でも今後の発展が期待されています。

ビットコイン等の価値記録の取引に使用されているブロックチェーン技術は、その構造上、従来の集中管理型のシステムに比べ、『改ざんが極めて困難』であり、『実質ゼロ・ダウンタイム』なシステムを『安価』に構築可能という特性を持つともいわれ、IoT を含む非常に幅広い分野への応用が期待されています。

ここで、「実質ゼロ・ダウンタイム」であることがブロックチェーンの特徴と言われており、サービスが落ちる可能性が極めて低い技術として取り上げられています。

本記事では、なぜ「実質ゼロ・ダウンタイム」なのかという理由と、欠点についてご紹介します。

ブロックチェーンは非中央集権だからゼロダウンタイム

ブロックチェーンは非中央集権だからゼロダウンタイム
従来のシステムは、「中央集権」なシステムと呼ばれ、企業が管理するサーバを使ってサービスを運営しています。

従来の「中央集権」なシステムとは

従来のシステムは、「中央集権」なシステムと呼ばれ、企業が管理するサーバを使ってサービスを運営しています。

ユーザが有料サービスを利用すると、その収益は丸々企業に入り、より良いサービスのために資金を投入していきます。

しかし、中央集権=狙い所がハッキリしているわけなので、悪意あるユーザが攻撃しやすいです。

悪意あるハッカーが、中央サーバを攻撃する

こうして、サービスが落ちるとユーザの不満も溜まりますし、信頼も落ちてしまいますね。

非中央集権にすると攻撃が難しい

では、ブロックチェーンを利用して非中央集権にした場合を見てみましょう。
ブロックチェーンには「中央管理者を置かず、ユーザ同士でシステムを維持する」というモットーがあります。
なので、「中央サーバ」という概念すらありません。

ブロックチェーンネットワークの参加者同士で、お互いに協力して管理しています。

ブロックチェーンネットワークの参加者同士で、お互いに協力して管理しています。

悪意あるハッカーがサービスを落とすためには、全てのユーザに攻撃する必要があり、とても大変になります。
図↓のように、一部分が攻撃されてしまっても、誰かしらが生き残っていれば問題ありません

非中央集権なら、一部分が攻撃されても他の部分が生き残っていれば問題ない

サービスの利用者が増えれば増えるほど、ハッカーの攻撃対象が増えるので落とすのが大変→実質落ちないという仕組みです

ブロックチェーンは非中央集権だからと言って必ずしも良いとは限らない

ブロックチェーンは非中央集権だからと言って必ずしも良いとは限らない

ブロックチェーンを用いると堅牢なシステムを作ることができて、非中央集権が素晴らしいものに見えますが、メリットばかりという訳ではありません。

そもそも「悪意あるハッカー」が「ユーザ」として紛れ込むこともできる

悪意あるハッカーが、サービスを落とす目的ではなく、サービスを不正利用する目的でネットワークに参加することも可能です。

例えば、仮想通貨のネットワーク上で、自分の残高が多くなるようにデータを書き換えてネットワークに流すと、一瞬で大金持ちになることができます。

そもそも「悪意あるハッカー」が「ユーザ」として紛れ込むこともできる

これを防ぐために、ブロックチェーンでは「合意形成」という仕組みを用いて、悪意あるユーザを排除しようとしています。

中央集権的に管理してた個人情報を、自分で守らなければいけない

従来のシステムでは、企業が厳重なセキュリティを組んでユーザの個人情報を保護していました。
しかし、ブロックチェーン上では、誰もセキュリティを保証してくれないので、自分の個人情報を自分で守る必要があります。

現在のインターネットに取って代わると言われるブロックチェーンですが、もし本当にインターネットよりも普及した場合、利用者は自分自身を守るためにコンピュータリテラシを身に着ける必要があります。

トラブルが発生した時に誰も対処できない

わかりやすい例をあげると、「アカウント管理」です
「ログインID」と「パスワード」を登録してアカウントを作成するサービスが多く、もし仮にIDやパスワードを忘れてしまっても、問い合わせをすれば企業がなんとかしてくれますよね。

しかし、ブロックチェーンではそうはいかないです。IDやパスワードを忘れてしまっても、問い合わせができません。もちろん他のユーザに聞いても誰も知らないので復旧しようがないです。

ブロックチェーンは今後普及するのか?

ブロックチェーンは今後普及するのか?

最近になってバズワードとなったブロックチェーンですが、実は誕生してから既に10年弱立っています。
それでも、今だに仮想通貨以外の使い道がハッキリしていないのが現状です。

プラットフォームとして普及するのはもうしばらく先の話かなと思います。

また、インターネットに取って代わる技術とも言われていますが、従来のシステムを大きく変更してまでブロックチェーンを取り入れるメリットがあまりなく、むしろデメリットの方が多そうなので、こちらもまだまだ先だと思います。

世界的には近いかもしれないが、日本ではまだ先の話

例えば、エストニアでは国家システムの大部分を既にブロックチェーンに置き換えているそうです。
また、スウェーデンでも国が主導で電子通貨を発行し、国民のほとんどが現金を持たないキャッシュレス社会になっています。

しかし、超高齢化社会と言われ、国民のITリテラシもそこまで高くない日本においては、ユーザに負担を強いるブロックチェーンは今すぐ流行るものではないです。
今後、プログラミングを必修科目として受けて育った世代が、働き盛りになってからの話だと思います。
(※具体的には20年〜30年後が目安かと思います。)

ebi
えび

余談ですが、エストニアはかなり小さい国でして、かつてロシア(旧ソ連)の支配下にある国でした。
小さい国だからこそ、また領土を支配されることがあっても、「エストニア」という国を残すために、改ざんされないブロックチェーンを使った電子国家を作っているとかいないとか。。。

いざ普及した時のために技術を先取りしておくと美味しい思いもできる

先行きが不透明な技術ではありますが、技術は時に爆発的に普及します。
今はビットコインのイメージが強く、あまりイメージが良くないのも事実ですが、いつ新たな発明が生まれるかは誰にもわかりません。

いざという時に備えてあらかじめ備えておくと、かつての「億り人」のように美味しい思いをできるかもしれません。

ブロックチェーンの時代がいつ来ても良い様に、コンピュータリテラシを身につけましょう

ブロックチェーンの時代がいつ来ても良い様に、コンピュータリテラシを身につけましょう

結論として、ブロックチェーンは勉強しておいた方が良いかなと思います。
そもそも、ブロックチェーンは既存技術の詰め合わせなので、勉強したことが無駄になるということは結構少なかったりします。

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